2008年12月28日日曜日

 ちょっと古い話題ですが、今年の漢字として選ばれた文字は「変」です。幅広い意味で変わった1年でした。我々アパレル業界でも様々な変化や変貌があり、環境も様変わりしました。景気の減速を受けて、百貨店を始め高額なゾーンが売れなくなり、アウトレットとファーストアパレルだけが売れています。 


 救世主だった大型ショッピングモールも、これだけできるとさすがに飽和状態で、消費者はジプシーのように、新規オープンの店を渡り歩き、結果、開店景気が半年も保たないという、信じられない現象が起きています。人では多くても、売上が取れない。遅い閉店時間や長時間勤務など、労働環境が悪いために、良い人材が集まらない:アルバイト程度でも売れる商品:安いトレンドの単品を集める:同質化現象と、悪いスパイラルに陥りやすくなっています。実際、多くのSCに足を運ぶと、価格帯やテイストがよく似たような店が多く、どこで買えばいいのかわからないというお客様の気持ちも理解できます。


 ZARAやH&Mも実際に見ました。安いなりの訳はすぐにわかりましたが、現実に今の日本でこの品質がそこそこ売れているという事実も認めなければなりません。これが標準だと思う若い人が増えれば、今後の国内アパレルの品質基準も考え直さねばならず、せっかく作ってきた高品質な部分が無駄になるとすれば、それこそが大きな損失となってしまいます。


 ややこしいことを言うようですが、来年は専門店としての役割をもう一度考え直す必要があると思います。装うということを真剣に考え、おしゃれを楽しむことが大好きなお客様のために、あらゆる方法でお応えすることを使命といたします。年末に当たり、意を新たにしたいと思います。


 写真はスチェッソの技ありキルティングコート¥51,450

 

 中綿仕様で、軽くて暖かです。


 

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