2007年12月26日水曜日

ショッピングセンター

 業界用語ではSC(ショッピングセンター)、全国の郊外で商店街破滅の原因と、悪者扱いされています。、元々は大型店が商店街に出店するのを規制する大店法で商店街が保護されていましたが、1990年以降に運用緩和され、スーパーなどが相次いで商業地区に出店しましたが、2000年の大店法廃止により、、商店街と競合しない郊外へと出店を変換しました。郊外は地価もやすく、広い敷地に大きな駐車場を構えたところ消費者が集中し、スーパーに専門店や一部は百貨店までも加えた大型のSCがすさまじい勢いで増えていきました。出店を反対してきた商店街も一気に形勢が逆転して、その結果中心市街地の地盤沈下を迎えます。そこで、今度は郊外の大型店を規制する新しい法律が施行されることで、駆け込み出店が相次ぎ、地区によっては完全なオーバーストアとなっています。
 今度は中心地の活性化策として、比較的コンパクトなSCを各施設として出店する企業が増えそうですが、どうも法律が後追いでくるので、逆効果な場面が多いような気がします。
 出店規制で商店街を保護することは限界があり、魅力ある店が増えなければお客様は見向きもしなくなります。SCも同様で、出店しているテナントも売り上げが順調なところは限られていて、決して立地だけの問題ではないのは解りきっていることです。政府のアリバイ作りのための法律では解決しないと言うことです。
 昨日は久しぶりに岡崎のイオンまで足を伸ばしましたが、ここも10年くらい経っているでしょうか。すでに売り場やテナントも疲弊しているところもあり、娘のサイフの売り場をレジの人に尋ねたら「1階の婦人雑貨売り場にあります」。あんな広い売り場でこんな案内では解るはずもなく「1階に行けばわかるんですか?」と聞くと「はい」・・・・・・・・案内などする気もなく、困ったお客さんの気持ちも理解できないではしょうがありません。接客サービスのレベルは最低です。たくさんの物が溢れている世の中で、本当に自分の気に入ったものを手に入れることは難しいのだと、改めて思いました。せめてマルマンのお客様には楽しいお買い物をしていただきたいと、思いを強くした一日でした。改めてLOU店の店頭を見て、なかなかだと、ちょっと安心しました。

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