2007年12月18日火曜日

火曜日

 いつもは仕入れに出かけることが多いので、火曜日に新城にいることは滅多にありません。商店街はひっそりとして、何となく正月の風景に似ています。もっとも、商店街は普段でも静かですが、先週の抽選会の期間はなんとなく賑やかな感じでした。寂れていくとか、シャッター通りなどと言われている商店街ですが、生活や消費のスタイルが変わってしまった現代に、昔ながらの賑わいを求めるのは無理な話です。単なる人集めが商売に結び直結しないことは、夜店やあののん祭で明らかになっています。

 うちの店で言えば、(平均の客単価で)一日に5人のお客様でも充分やっていけます。大切なことは、お客様にとって本当に価値ある商品を全国から集めて、幅広くご紹介することで、決して金儲けだけでは成り立ちません。安いものを数多く並べることは大手のチェーン店にまかせて、専門店らしい品揃えを自信を持ってくり返すことしか道はないと思います。接客や品揃えのセンスで創意工夫をしなくて、どこに知恵を絞るというのでしょうか?商売はそんなに簡単ではないと思っています。
 大型ショッピングセンターもそろそろ曲がり角にかかっています。出店ラッシュで、中身が薄く、店の従業員さんも間に合わせのような人もいるようです。商品整理やレジ打ちはできても、接客サービスは無理でしょう。それぞれの強みを生かして、棲み分けが落ち着くのはもう少し先でしょうが、十把一絡げに、商店街はダメだと言う風潮にちょっと反論してみました。
 写真はLOU店のカラフルなチュニック。まだまだ売れています。

 

0 件のコメント: